食物繊維と腸内環境

水溶性食物繊維、イヌリンと難消化性デキストリンについて解説!腸内環境を整えて自律神経バランスを保とう!

難消化性デキストリンとイヌリンの違いタイトル画像

高血圧や便通で悩む人の強い味方、水溶性食物繊維サプリメント。
ひとえに水溶性食物繊維と言っても、デキストリンだとかイヌリンだとかいろいろなサプリメントがあり、どれを選んだらよいのか困ってしまうことがありますよね。

見た目で同じような白い顆粒ですが、それぞれには少しずつですが違いがあります。今回は知るとちょっと自慢したくなるそんな水溶性食物繊維サプリについて解説します!

難消化性デキストリンとイヌリンの違いとは

水溶性の食物繊維として人気のサプリメント、難消化性デキストリンとイヌリンの違いについてご紹介します。 まず二つの原材料について調べてみましょう。

イヌリンは菊芋やチコリなどの植物、難消化性デキストリンはトウモロコシ由来のでんぷんが原材料。

イヌリンは今話題のスーパーフード・菊芋やチコリ等の植物を粉末化させた物や、抽出した物を粉末化させたものが中心となります。

一方難消化性デキストリンは小麦やトウモロコシのでんぷん質。それを焙焼し、アミラーゼという酵素で加水分解します。 そこから難消化性成分を取り出して、調製した水溶性食物繊維を難消化性デキストリンと呼びます。どちらも植物由来の成分です。

イヌリンとデキストリンの違いは見た目で分かる?

イヌリンもデキストリンも見た目は似たような白い顆粒状です。またメーカーによって細粒や微細粒、マイクロパウダー状など、顆粒の粒のサイズやその呼称が異なっています。

グラスの中に粉を入れた状態で、それがイヌリンなのかデキストリンなのかを判別するのはメーカーの人や毎日飲んでいる方でもなかなか難しいものです。

いずれもパッケージから中身が見えないものが多いので、店頭で購入する際に商品の写真イメージだけで購入したら間違ってしまった。なんてこともありますので気をつけましょう。

イヌリンとデキストリンの味の違いは?

難消化性デキストリンは冷たい水にも溶けやすく、わずかに甘みはありますが、何かに混ぜるとわからなくなってしまうくらいほとんど無味無臭です。

一方イヌリンは、難消化性デキストリンと比べると少し水に溶けるまでに時間がかかります。また大量に入れると、スプーンで混ぜたくらいでは溶けきらずに残ります。シェイカーなどを使って溶かすのがおすすめです。
またデキストリンと比べるとほのかに強い甘みを感じます。何かに混ぜると甘みが気になることが有るかもしれません。

イヌリンと難消化性デキストリンはいずれも耐熱性・耐酸性に優れているため、料理やお茶へ入れて摂ることもできます。
味を損なうことなく手軽に食物繊維を摂れることから、近年炭酸飲料や食品にも配合されている成分です。

イヌリンとデキストリンの資化率の違い

イヌリンと難消化性デキストリンは、どちらも腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を守る働きをサポートする成分です。
大きな違いとしては、食物繊維が腸内細菌に使用される割合を示す資化率において、イヌリンの資化率は100%なのに対し、難消化性デキストリンの資化率は50%前後と言われています。

これは10gの食物繊維を摂取したときに、イヌリンは10gがまるまる腸内細菌のエサになるのに対して、難消化性デキストリンは半分の5gしか使用されず、残りの5gはそのまま排出されてしまいます。

「それならイヌリンの方が効率いいじゃん!」

多くの方はそう思うでしょう。ところが、イヌリンの特性である溶けにくさによる口当たりの悪いボソボソ感が飲み込みにくくて苦手だったり、いつまでも混ぜても溶けない。甘く味が変わるのが嫌。という意見もネット上では散見します。 自分がどの点を許容できるのかをよく検討して、選ぶのがおすすめです。

イヌリンとデキストリン選べないときの裏技

イヌリンと難消化性デキストリンの二つの良いところを合わせて使うために、両方を買って混ぜる方もいます。

イヌリンと難消化性デキストリンについて検索をすると、関連キーワードとして「イヌリン デキストリン 混ぜる」というキーワード候補が出てきます。
それぞれのいいところをうまく活用して、自分に合わせたベストな状態になるように混ぜて調節している方もいるようですね。

イヌリンと難消化性デキストリンは、どちらも体に有害な物質を吸着する水溶性食物繊維です。粘着性があるため体の中をゆっくりと動くことで、不要物を吸着し流します。

イヌリンとデキストリンはなぜ注目されているのか

イヌリンは「機能性表示食品の関与成分」として、最近ではいろいろな健康を謳う食品の原材料として利用されています。
機能性表示食品は【事業者の責任において科学的根拠に基づいて機能性を表示している】事が証明されている食品ですので安心して食べられますね。

一方難消化性デキストリンは、消費者庁長官が許可する「特定保健用食品(トクホ)」の関与成分として認められており、利用されています。
トクホは安全性や有効性において審査や試験を行い、【国として保険の効果を科学的に認めている】事が証明されているため、消費者庁での認定のみとなる機能性表示食品であるイヌリンに比べ、信頼性はより高いといえます。

難消化性デキストリンについて、米国FDA(食品医薬品局)は、1日の摂取量の上限値を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材であると認めています。

なぜイヌリンやデキストリンで食物繊維を補給することが必要なのか

厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日あたりの食物繊維の「目標量」(生活習慣病の発症予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量)は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上としています。

食物繊維の摂取量目安

欧米化する食生活の中で、かつての日本人は和食中心で食物繊維を一日あたり20gを摂れていましたが、近年では一日あたり14gにまで減少していると言われています。
食事で摂れればもちろんそれで充分なのですが、それが難しい場合には不足している約6gを補うためにサプリメントや補助食品等をうまく活用して充足させることが好ましいとされています。

食物繊維を定期的に補給することは、私たちの健康維持に嬉しい効果が期待できるかもしれません。

例えば…

・満腹感を得られるので、食欲を抑えてくれる

→適正な体系の維持

・水分を吸収し、膨らんで他の食物の吸収を抑制。余分な糖の吸収・体脂肪の合成を抑えてくれる

→過剰な栄養補給の抑制

・腸内バランスを整え、痩せやすいカラダ造りをサポート

→心身の健康維持のサポート

食物繊維を補給するなら効率的に摂取できるサプリメントがおすすめ

食物繊維のサプリメントは数多くありますが、効率よく摂取できる難消化性デキストリンは特定保健用食品にも使われる安心のサプリメントです。

デキストリンは熱に強い

ササランドのオリジナル難消化性デキストリンサプリは同じく水溶性食物繊維の「イヌリン」も配合。その食物繊維の規格量は驚きの89.7%!手軽にたくさんの食物繊維を摂ることができます。

難消化性デキストリンはイヌリンと一緒に採ることで、相乗効果に期待

同じような二つの水溶性食物繊維はついついどちらを飲めば?と選んでしまいがち。欲張りなあなたにピッタリなどちらも採れる食物繊維サプリメント「ササランドオリジナル 難消化性デキストリン」を飲めば、比較する必要もなし♪
カラダにとって不要な老廃物を流し、すっきりとしたカラダで過ごすために、ぜひご活用ください!

参考サイト:厚生労働省e-ヘルスネット:食物繊維の必要性と健康

参考文献:大塚製薬:食物繊維を摂ろう!難消化性デキストリン

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