熊笹(くまざさ)解説
「熊笹」?「隈笹」?
野生の熊がもりもりクマザサを食べる理由とは?
さて「クマザサ」は、正確には「隈笹」と書きます。意外でしたか?冬になると緑色の葉のまわりに白いフチが蔽い、まるで歌舞伎の隈取りのようだから、と言われています。ずっと動物のクマの字をあてた「熊笹」だと思われていた方も大勢いらっしゃるでしょう。実際、野生の熊は冬眠前に、鮭や木の実といったカロリーの高い食物のほかに、クマザサの葉をたくさん食べ、また冬眠から覚めた後もクマザサの葉にむさぼりつきます。
冬眠中は腸内に残った食物の発酵を抑えるため、そして目覚めたときには、汚れてしまった血液をきれいに戻すために、夢中でクマザサを食べるのです。熊の本能は、クマザサの大いなる効用を見抜いているのでしょうね。(同じように、馬、牛、鹿などもクマザサの葉を食べるそうです。)

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しかし、人は熊のようにクマザサの葉をそのままモリモリ食べて、その成分を分解し有効的に活用することはできません。それでも、クマザサの葉からその有効成分だけを取り出すことに成功しています。それが「クマザサエキス」なのです。