熊笹(くまざさ)とは

熊笹(隈笹・クマ笹・くまざさ)は漢方?漢方薬における効果・効能

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熊笹(隈笹・クマ笹)とは?

熊笹は主に本州の高原地帯、北海道の山野に群生するタケ科の植物で、標高1000~2000mの山々に群生しています。高さが1~2m程度に育つ大型のササで、葉の長さは20cmを越え、幅は4~5cm程度になります。
熊笹は古くから漢方として使われることも多く、熊笹が持つ様々な効果・効能についても注目されてきました。
熊笹を使った漢方の処方には、

  • 淡竹葉(たんちくよう)=全草
  • 竹茹(ちくじょ)=茎の中間
  • 竹瀝(ちくれき)=加熱した液汁
  • 竹様(ちくよう)=葉

などがあり、生薬として広く利用されてきました。
葉っぱから茎まで、余すところなく生薬として使える熊笹はまさに民間の万能治療薬!
熊笹が長く私たち人間の健康を支えてくれてきたのもうなずけます。

熊笹(隈笹・クマ笹)の効果や効能とは?

淡竹葉はササクサ(イネ科ササクサ属)の植物です。熊笹(隈笹・クマザサ)【イネ科ササ属】の葉を淡竹葉という生薬名で呼ぶこともあります。

漢方薬としての熊笹(隈笹・クマ笹)は古くから民間治療薬として販売されており、火傷・切り傷・吐血・下血などで困っている人に処方して飲む習慣があったと言われています。またその他にも口臭等の悩みを解決するために飲むように指南する記録も存在しているようです。熊笹バナー3

竹茹は、清肺湯や竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)の構成生薬としてもちいられ、清熱化痰(せいねつかたん・煩躁・不眠の改善)、止嘔(治療が必要なほど悪化した妊娠悪阻)作用があり、薬理学的に抗炎症作用が認められています。

竹瀝は竹瀝達痰丸(ちくれきたつたんがん)の構成生薬として用いられ、清熱化痰・通竅(つうきょう・脳卒中やてんかんの改善)、定驚(ていきょう・不安の解消)作用があるといわれています。竹葉は竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)の構成生薬として用いられ、淡竹葉と同じように清熱、徐煩、利水作用があり、薬理学的に解熱作用や利尿作用が認められています。

熊笹の歴史

熊笹を始めとする笹に限らず、漢方薬にはとてもたくさんの種類があります。漢方は治療に対するヒトの体の対応を土台とした医学のとこを表します。中国から始まり、5~6世紀以降の室町時代には海を渡り日本へと文化が伝えられ、中国の医学に沿って医療(治療や診断)が行われていました。

その後、長い期間をかけて日本の気候や風土・日本人の体質に合わせたものへと進化しながら、江戸時代には人々が徐々に受け入れるように。

明治時代以降は西洋医学が中心となる中で断絶の危機を迎えることもありましたが、一定の支持を保ち続けることで今日へと受け継がれています。

今では病院で処方される漢方は西洋医学の薬剤と同様に健康保険が適用される「医療用漢方製剤」として厚生労働省に承認され、一般に広く受け入れられていることは皆様ご存知の通りだと思います。熊笹バナー

熊笹と中医学

「漢方」という名称となったのは、オランダからやってきた医学「蘭学」と区別するためにつけられた名称です。中国から伝わったと先述しましたが、実際には中国の伝統的な医学、「中医学」とも違った同時の進化を遂げた日本独自の医学とされています。

中医学についてくわしくは「熊笹と中医学」のページで解説しています。

熊笹はユーティリティプレイヤー

「漢方」は多彩で多様な目的をもって処方されていることがしばしばあります。それはたくさんの生薬を複合的に組み合わせることで一包の漢方でも、あらゆる症状に働きかけたりやわらげたりすることができるからです。

体質に働きかけてじっくりとに効果を感じるイメージが強い漢方ですが、中にはすぐに効果を感じる漢方も存在しており、処方を受ける人に合わせて生薬を掛け合わせることもできるアレンジの広さも一定の支持に起因していると考えられます。

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漢方として、これまでの長い歴史の中で様々な症状へと使われてきた熊笹。 日本国内で栽培した熊笹から大事に抽出したエキスが、健康維持を優しくサポートするサプリメント、ホシ熊笹エキスをぜひお試しください。

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