熊笹(くまざさ)とは
熊笹(くまざさ・隈笹・クマ笹・クマザサ)と本草網目
薬物書「本草網目」をご存じですか?
世界の薬学や植物学の源流にもなった中国明朝時代(16世紀)の薬物書「本草網目」(1552年)では、隈笹(クマザサ)は「𥮷」(じゃく・後述)として効能が収載されている。主として喘息、去痰、十二指腸潰瘍、腎臓病、浮腫、止血に用いられ、悪性の腫れものに対しても使われていた。
【𥮷】
気味…甘し、寒にして毒なし
主治…男女の吐血、衄血、嘔血、喀血、下血、いづれも焼いて性を存して温湯で一銭此れを服す。又、小便を通じ、肺氣、喉痺を消す。
[解説]
性質:甘、寒性であり、毒性はない。
効能:男性・女性に対して笹を焼いたもの(黒焼き)1匁(3.75g)を煎じて服用すると、以下の症状に効果が認められる。
①胃潰瘍などで胃から出る血(吐血、嘔血)
②のぼせて出る鼻血(衄血:鼻血)
③肺から出る血(喀血)
④消化管の病気で肛門から出る血(げけつ)の治療。
⑤排尿困難(小便不利)に対しての治療(小便通利)
⑥発汗や呼吸の障害(肺気不宣)
⑦⑤および⑥による悪寒・発熱・鼻閉・鼻水・咳そう
⑧扁桃腺炎(喉痺)
⑨おでき・首筋や背中にできる腫物(癰腫)
このように古くから親しまれてきた熊笹を使ったサプリメント熊笹エキスをぜひお試しください。
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