熊笹(くまざさ)とは

熊笹エキス(隈笹エキス・くまざさエキス・クマ笹エキス)は日本発の機能性食品?

エビデンス充実の伝統素材。国内流通30年以上の歴史を持つ「熊笹(隈笹・クマザサ)」

熊笹は中国北東部や朝鮮半島などにも自生するが、そのほとんどが日本に分布する。日本では抗菌・殺菌作用を利用して、食品の保存に利用してきたほか、創傷治療、吐血、喀血、下血、利尿などに対する民間薬として、古くから生活に密接に関わってきた。健康食品としても国内で30年以上流通しており、数々の臨床報告が上がっている。

本草網目における熊笹とは

漢方としての歴史も古い。「木草網目」には「呼吸器系、咽頭の疾患に効き、腫瘍を消す」と収載されており、健康食品に利用する場合も、漢方古来の抽出法が応用されている。

熊笹(隈笹・クマザサ)の多糖体について

エビデンスの蓄積も同時に進められてきた。クマザサは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、葉緑素などの栄養素を豊富に含んでいるが、有効成分として着目され、研究されてきたのが”多糖体”。”多糖体”は、細胞膜損傷部と相互に親和性を有することから、細胞膜の傷ついた箇所を補強・修復する機能が示唆されている。アガリクスなどキノコ系の機能性食品にも多く含まれており、生体の免疫機能を高める働きが多数報告されている。

星製薬における熊笹の研究

昭和40年代からクマザサの機能性研究に取り組んでいる星製薬では、星薬科大学や薬学系の大学との共同研究により、免疫賦活作用、抗腫瘍作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用などの多数エビデンスを蓄積している。新たに確認した抗インフルエンザウイルス作用は、海外からも注目を集めている。

国内産・天然素材にこだわるクマザサエキス

国内に自生する熊笹のうち、健康食品用途で流通するのは、主にクマイ笹、チシマ笹、オオバ笹の3種類。栄養成分に富むクマザサだが、そのままでは消化吸収が困難であるため、製造元では独自の抽出加工法のほか、乾燥、熟成の製造方法を開発、特許製法としている。

※「健康産業新聞」2009/01/28号の記事より抜粋

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