免疫力低下は生活習慣のせい?免疫力が低下してるサインと注意点について解説!

免疫力が低下するのはなぜ? 免疫力
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免疫力は病原菌や細菌から体を守り毎日を健康に過ごすために大事なポイントです。ところが免疫力は健康診断で数値化されたりするものではなく、自分が今免疫力が高いかを知る方法はありません。

そこで今回は「免疫力が低下してしまう原因」について解説します。

免疫力とは?

免疫力はもともと体に備わっている病気から体を守る機能のことです。
体内に入った細菌やウイルスをカラダ本来の力で常に監視して撃退します。

免疫力には獲得免疫と自然免疫の二つがあります。
獲得免疫とは、一度かかった病気に二度とかからなくなる。あるいはかかっても軽症ですむ状態。自然免疫は病気の原因となり得る細菌やウイルスが侵入してきたときに働くものです。

免疫力が低下する原因

免疫力のピークは20歳前後と言われており、加齢によって年々免疫力は低下します。また、同じ年齢でも不規則な生活や暴飲暴食、加齢、ストレスを抱えている場合は免疫力が低下しやすくなります。

免疫力低下の原因として腸内環境の悪化も挙げられます。
免疫力をつかさどる免疫細胞は、全体の約7割が腸内に集中しています。口からダイレクトに食べ物が運ばれる腸において、免疫細胞が有害な物質を検知したり、対応するための訓練を行っています。訓練をした免疫細胞は血液の流れに乗って全身へと運ばれ、要所要所で病原菌やウイルスと戦います。
ところが腸内環境が悪化すると、免疫細胞の数が少なかったり、充分に戦えない状態で全身へと送り出されてしまうため、充分に病原菌やウイルスと戦えずに免疫力が下がってしまいます。

加齢で免疫力が低下する理由

免疫力は個人差はありますが、ほとんどの人は20歳ごろにピークを迎え、それが過ぎると徐々に低下していきます。
40代になるとピークだった20歳の約50%、70代では約10%台にまで低下します。(個人差があります。)

加齢による免疫力の低下は、細胞の代謝スピードが遅くなることが原因です。
免疫細胞は、造血幹細胞が免疫細胞に分化することでその数を保っています。年齢を重ねていくとその造血幹細胞が免疫細胞へと分化する力が衰え、免疫細胞を充分な数作ることができなくなります。
それによって免疫細胞の全体数が徐々に減ってしまうため、免疫力が低下します。

免疫力が低下してないかチェック!

あなたの体の状態から、免疫力が低下していないかチェックしてみましょう。

こんなことに心当たりはありませんか?
・冷えを感じやすく手足やお腹が冷えている
・野菜や果物はあまり食べない
・慢性的に睡眠不足である
・座り仕事が多く、運動不足を感じている
・大きなストレスを感じている
・便秘や下痢になりやすい
・ダイエット中で食事制限をしている
・口内炎や口唇ヘルペスができやすい
・笑う機会が少ない
・生活リズムが崩れている

どうでしたか?当てはまる項目が多い場合は、免疫力低下に注意が必要です。

免疫力が低下するとどうなるの?

免疫力が低下していると、ちょっとした環境の変化で体調を崩しやすくなります。

例えばこんな事に心当たりありませんか?
・感染症や風邪にかかりやすくなった
・体調を崩すと治るまでが長い
・ちょっとしたことですぐに肌荒れする
・見た目年齢が老けて見られる
・新しい場所に行くと鼻がムズムズする

年のせい。とか、疲れてるから。とつい見落としてしまうようなことばかりです。気づかずにそのままにしていると、ますます免疫力が低下してしまうことも。早めに気づき、対策をとりましょう。

免疫力をあげる簡単な方法についてはこちらの「免疫力をあげる簡単な方法とは?」のページで解説しています。

免疫力の低下を放置するリスク

免疫力低下をそのまま放置していると、病気にかかりやすくなったり、またその病気が治りにくくなります。また、低下すればするほどその状態は悪化してしまいます。さらに、美容面で実年齢よりも上に見られ、悲しい思いをするリスクがあります。
免疫力の低下は、日々の体の変化に意識を向けることで早く気づけます。あれ?何かおかしいかも?という違和感を見逃さずにキャッチできるようにしましょう。

免疫力を低下させないためにはどうしたらいいの?

免疫力低下の原因が加齢なら、あきらめるしかないの?

いいえ。そんなことはありません。
すべての人が年齢を重ねることを止めることはできません。
しかし、日常生活の中のちょっとしたことを見直すだけで、免疫力の低下スピードを最小限に抑えることができます。

腹8分目を心がける

腹八分目の食事
若いころと変わらない量を毎日食べ続けていませんか?
自分の消化能力を超えた量の食事は腸の働きを鈍らせて排出物の滞留を起こし、腸内環境が悪化し免疫力低下を招きます。

1日の摂取カロリーを標準的な身体活動レベルの目安、男性であれば2400~2700kcal、女性であれば1850~2000kcalを3食でバランスよく採ることを目指しましょう。

ビタミンC/Eを積極的に摂る

免疫機能を低下させないために抗酸化作用のあるビタミンCとビタミンEがおすすめです。

抗酸化作用とは、体内に溜まった活性酸素から体を守ってくれる作用のこと。活性酸素はストレスや紫外線によって体内に蓄積され、過剰に増えると健康な細胞にまで攻撃をします。活性酸素により全身が酸化すると細胞の生産が追い付かず老化や免疫力の低下を招きます。

ビタミンCの一日当たりの目安量は100ミリグラム。ビタミンEの一日当たりの目安量は約6.5~7グラム。食事だけで補えればよいのですが、不足を感じるときにはサプリメントを使ってみるのも良いかもしれません。

生活の中に笑いを積極的に取り入れる

笑うことで免疫力低下を防ぐ
日々の笑いは免疫力の低下を防ぐことは科学的にも証明されています。
楽しい出来事はストレスの解消にも効果的ですので、楽しく過ごす予定を立ててみるのはいかがでしょうか?

適度な運動をする

適度な運動

適度な運動はストレスの解消や体温の上昇に効果的です。
長時間の激しい運動はかえって逆効果になることもありますので軽く汗ばむ程度の運動をするくらいで構いません。
年齢を重ねても続けられる健康習慣として始めてみるのもいいかもしれませんね。

腸内環境を整える

免疫力の低下と腸は、密接な関係があると言われています。
免疫細胞の大多数は腸管に集まっているのです。腸は食べ物と一緒に入ってくる細菌やウイルスなどに真っ先に触れる場所。そこに大量の免疫細胞があることで外敵からの侵入に備えているのです。
そのため腸内環境を整えることは、免疫力の低下を防ぐためにはとても重要なポイントとなります。

腸内環境にも気を配り、正常な状態を保てるように栄養補給をしましょう。

免疫力を低下させない生活習慣を

免疫力が低下することは、身体にとってリスクにしかなりません。
毎日の生活を少し見直してみるだけでも、病気に負けない体つくりの助けとなります。

人生百年時代。健康寿命を延ばし、楽しい毎日を送れるように小さなことから始めてみてはいかがでしょうか?

ササランドでは健康を維持して免疫力を保つサプリメントがたくさんあります。もしよければ一度ご覧になってみてください。

参考:やさしいLPS/免疫力は年齢と共に低下する!
参考:大塚製薬/免疫Navi
参考:厚生労働省/日本人の食事摂取基準(2020年版)
参考:消費者庁/免疫力の低下を甘く見てはいけません

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