難消化性デキストリンの効果とは?腸内環境や美容が気になる人必見!カラダ喜ぶおすすめの人気食物繊維サプリメントについて解説!

デキストリンの効果とは 食物繊維
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難消化性デキストリンとは

最近、特定保険用食品(トクホ)に使われる水溶性食物繊維「難消化性デキストリン」。

このちょっと名前の言いにくい難消化性デキストリンは、とうもろこし由来の水溶性食物繊維の一種です。
特定保険用食品(トクホ)や機能性表示食品にも使われており、体内で消化されにくいのが特徴です。

難消化性デキストリンの働き

難消化性デキストリンの効果の中でも一番注目なのは便秘予防です。
難消化性デキストリンは、飲むと消化されずに体内をゆっくりと進み、不要なものをたっぷりと吸着します。そして最終的には体外に不要物を一緒に排出します。

この働きは、便秘に悩む人だけでなく、血圧や血糖値などの健康について不安を感じている方にとっても大きなメリットとなります。

難消化性デキストリンの性質

難消化性デキストリンは読んで字のごとく、体の中で消化されにくいデキストリンです。
味や香りはほとんどなく、熱に強いのが特徴です。無色で水に溶かすと、さらりと溶けて透明になります。料理に入れても味の邪魔にならないので、幅広く使えるサプリメントです。

難消化性デキストリン調理例

体内を進んでいった難消化性デキストリンは、腸内フローラを守るために必要な善玉菌の餌となります。
餌をもらった善玉菌が元気になることで腸内環境が守られます。
腸内環境は、お肌や自律神経バランスにも影響を与えますので、難消化性デキストリンのサプリメントをうまく使えば、悩みが解決できるかもしれません。

難消化性デキストリンの効果とは?

便通を健康に保つための腸内環境の維持

難消化性デキストリンは、胃で消化されずに腸内に進んでいきます。ねっとりとした性質なので、移動しながら不要物をくっつけます。腸内をゆっくりと進み、最終的にはその不要物は便となり、体外に排出されます。

効果2:食後の血糖値の急激な上昇を抑える

難消化性デキストリンは食事で摂取した糖が分解され、小腸で吸収される際に働きます。
難消化性デキストリンは小腸で分解された栄養分が吸収される働きを抑え、食後の血糖値の上昇を穏やかにします。

食後の血糖値

効果3:食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする

肥満の原因となることもある中性脂肪はもともとは身体を動かすエネルギー源です。
食事からとった中性脂肪を日常生活で使いきれないと、体内に溜まり肥満の原因となることがあります。
難消化性デキストリンには脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする働きがあると言われています。

中性脂肪を摂りすぎない

効果4:ミネラル吸収促進

難消化性デキストリンに限らず食物繊維は、かつては全てを排出すると考えられミネラルの吸収の邪魔になると言われてきました。
粘度が低く腸内細菌の餌になりやすい水溶性食物繊維である難消化性デキストリンは、善玉菌の餌となり、善玉菌がその数を増やすことでミネラルが吸収されやすくなると言われています。

善玉菌増加で消化吸収アップ

難消化性デキストリンを含む食品はどんなものがあるの?

日本で1991年に厚生労働省が特定保健用食品の制度を創設しましたが、血糖値の上昇抑制に関する表示を許可された食品には多く難消化性デキストリンが含まれています。
また難消化性デキストリン自体はわずかに感じる程度のほのかな甘みしかないので、もともとの味を変化させることがほとんどありません。
また熱に強いため調理しやすく、お茶や炭酸を始めとする飲料やお菓子デザートなど幅広い食品に活用されています。
最近では難消化性デキストリン自体を顆粒にしたサプリメントも販売されており、ドラッグストアなどで購入できるため、それらを使えば手軽に自分だけの食物繊維入りの手作り料理を作ることができます。

難消化性デキストリンを含む食べ物

難消化性デキストリンは安全?

難消化性デキストリンはアメリカの政府機関であるアメリカ食品医薬品局(FDA)において1日の摂取量上限を明確に定める必要のない安全な食品添加物であるとされています。
だからと言っていくらでも飲むのはあまりお勧めしませんが、体調に合わせて飲む量を調節し、毎日の食事で補いきれない分をサプリメントで補給する。そのような付き合い方で上手に使ってあげることができると健康維持の助けになるかもしれません。

難消化性デキストリンの効果を感じやすいのはどんな人?

難消化性デキストリンは栄養成分分類上は「水溶性食物繊維」に属します。
食物繊維は第六の栄養素を呼ばれるほど、健康維持には欠かせない栄養素です。

厚生労働省ではすべての人において、食物繊維の日々の摂取量が不足しており、積極的な摂取を推奨しています。

食物繊維は現在、多くの日本人が不足気味ですので、まずは一日あたりプラス3~4gを目標に、積極的に摂取することが勧められる食品成分です。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット/食物繊維の必要性と健康

中でも食物繊維自体が持つ特性上、以下のようなお悩みを抱えている方にはより効果を感じていただきやすいかもしれません。

  • 便秘にお悩みの方
  • 血糖値が高い方
  • 血液中のコレステロール値が気になる方

難消化性デキストリンの効果を感じるために必要な量は?

難消化性デキストリンの効果を感じるために必要な量は個人差があります。体質やこれまでの食習慣、生活習慣は人によって違うため、一概にまとめることができないからです。

1950年代には日本人の平均的な食物繊維摂取量は、一人当たり一日20gを越えていました。当時は穀物やイモ類をメインに、野菜中心の食事を行ってきたからだと言われています。
ところが日本人の食生活は欧米化してきており、70年間のうちに食物繊維の平均摂取量は一日あたり14g前後へまで減少してしまいました。

そこで不足分を補うために、厚生労働省では目安として一日当たりプラス3~4gを目標に食物繊維を摂取するように呼び掛けています。

難消化性デキストリンの効果を感じるために

食生活の改善を基本とし、足りない分をサプリメントで補うことが望ましいとしています。
普段の食生活でどの程度の食物繊維を採れているのか。また自分にとって足りない食物繊維はどの程度なのか。それに合わせて難消化性デキストリンのような食物繊維サプリメントを使って補うことが必要となります。そのため、効果を実感できる難消化性デキストリンの量は人によって変化していくのです。

難消化性デキストリンとうまく付き合って健康を保とう

難消化性デキストリンを飲むことで健康を保つための数々の効果を得ることができます。
とても身近になった水溶性食物繊維「難消化性デキストリン」探してみると身近な食品から見つけることができるかもしれません。

参考:松谷化学工業株式会社・兵庫県立大学環境人間学部/難消化性デキストリンの開発

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