自律神経失調症とは?
自律神経のバランスが崩れて健康に影響を及ぼすことを自律神経失調症と呼びます。
自律神経失調症はストレスやホルモンバランスが原因で、自律神経の中の交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで起こります。
主な症状として以下のようなものが挙げられます。
- だるい
- 眠れない
- 疲れが取れない
- 頭痛
- 動悸
- 息切れ
- めまい
- のぼせ
- 立ち眩み
- 下痢や便秘
- 情緒不安定
- イライラや不安感
- うつ症状
これらの症状は病気と呼ぶほどの明確な基準が難しく、早期の段階では見落とされてしまうことも少なくありません。
ひどくなってしまうと治療に時間がかかることも少なくありません。
自律神経とは?
人間の体の中を無数に走る神経の中で、自律神経は代謝や内臓の働きを始めとした生命維持に関与する神経のことです。
自律神経の働きが乱れると心や体に変調をもたらします。
また逆に心や体に乱れが起こることによって、自律神経に乱れが起こることもあります。
自律神経は相反する二つの神経から成っている
全身の神経をコントロールする自律神経は二つの神経から成っています。
・副交感神経—リラックスした状態を生み出す神経
この二つの神経は、見てわかる通り相反する性質を持っています。
自律神経について解説しているサイトなどでは、よく車のアクセルとブレーキにたとえられています。
車を運転するときは、ただひたすらアクセルを踏むだけではなく、うまくブレーキを使うことができないと交通事故が起こってしまいますよね。
同様のことが人間の体内で起こっていると考えられ、
アクセル(交感神経)だけでなく、ブレーキ(副交感神経)と使い分けていくことが
上手に生きていくためのポイントとなります。
自律神経失調症の原因となる自律神経の乱れとは?
では自律神経の乱れている状態とはいったいどのような状態のことなのでしょう。
先ほどの車の例えを想像するとわかりやすいと思います。
どんなに高級な車でも、アクセルだけをひたすら踏み続けていたら、いつかは壊れてしまうでしょう。また、目的地に着くこともできません。
逆にひたすらブレーキを踏んでいては、その場から動くことはできません。
車に乗って出かけたいのに、止まれない・走れないでは困ってしまいますよね。
運転手は出かけたいと思っているのに、車が言うことを聞かない。
その状態がまさに自律神経失調症の時の自律神経のバランスです。
自律神経失調症でよくあるケースとは
自律神経の乱れは、多くの場合で交感神経優位(アクセルを踏みっぱなしの状態)から副交感神経への切り替えがうまくできないケースです。
不眠やイライラなどは交感神経が優位なまま切り替わらないことが原因であると考えられています。
つまりは休みたいのに休めない(アクセルが踏みっぱなし)の状態。ということです。
これら二つの状態が続くことで体調を崩し、病院を受診しても体調不良の原因がわからなかったり治療をしても症状が改善しない場合。またうつ気分や不安感といった精神的な症状も現れてきた場合には、自律神経失調症の可能性があると考えられ、心療内科や精神科、神経内科の受診が推奨されます。
自律神経失調症の症状とは?
自律神経失調症の初期症状は他の病気と間違えてしまうような複数の不調が重なることが多いとされています。
・頭痛やめまい、立ちくらみが頻繁におこる
・動悸を感じたり、冷や汗がでる
・急に息苦しくなったり、胸が苦しくなる
・腹痛状態が起こりやすく、便秘や下痢をすることもある
・食欲不振が起こり、胃もたれや胃痛。胸やけなどが起こる
・情緒不安定になったり不安感が続くと言った精神状態になる
自律神経失調症の原因とは?
自律神経失調症の原因として主に以下のようなものが挙げられます。
ストレス
人間関係や仕事での悩み、不安、強いプレッシャーといったストレスは誰にでも起こり得ます。
また大きな音や強い光などもストレスの原因となることがあります。
人はストレスに長時間さらされると、交感神経が優位な時間帯が長い状態が続くことがあります。
それにより交換神経から副交感神経への切り替えがうまくできなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまい心身へと不調をきたします。
不規則な生活
現代は様々なことが便利になったり、海外とのやり取りも増え、深夜や早朝でもできることが昔に比べて増えました。
そのため、昼夜の区別なく過ごしている方も少なくありません。
もともと人間は日の出と共に目覚め、夜には寝るというサイクルで生きてきましたので、
カラダもそれに合わせた造りになっています。
一定の生活リズムを刻むことが自律神経のバランスのためには良いとされますので
昼夜逆転や慢性的な睡眠不足には気を付けましょう。
また、寝る前のスマホやテレビはブルーライトの強い光を浴びますので交感神経が活発になりますので注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れ
脳でホルモンバランスをつかさどる場所は、自律神経のバランスをつかさどる場所の近くにあります。そのためホルモンバランスが乱れることで自律神経のバランスが乱れることがあります。
女性ホルモンが急激に減少することで起こる更年期障害や月経サイクルの影響で、自律神経の乱れが起こることがあります。
自律神経失調症の対策とは
まずは自分でどうにかしようとせずに、病院や家族など信頼できる人に頼ることが先決です。
その上で、以下のような方法を取り入れてみることでより良い状態を目指すことができるかもしれません。
バランスの良い食事
偏食は万病の基となります。
きちんと3食食べるだけでなく、リラックスを促す栄養素を積極的に取るのもおすすめです。
【オススメ栄養素】
規則正しい生活
適度な運動。早寝早起き。規則正しい生活は自律神経のバランスを整える上で、必ず意識したいポイントです。
外に出て有酸素運動を取り入れてみるのもいいですが、今は動画でヨガやストレッチなど家の中で簡単にできるものもありますので気軽に取り組んでみましょう。
心地よい疲労感は、質の良い睡眠の助けにもなります。
自律神経失調症でも飲めるおすすめサプリメント
食事だけで充分な栄養をとり、ゆっくりと休むことで自律神経失調症が快方に向かっていくのであればそれがベストですが、なかなかうまくいかない場合もあります。
そんなときはサプリメントを併用することもオススメです。
自律神経サポートサプリの中でもささまるがオススメするのは熊笹エキス
熊笹(隈笹・クマ笹・クマザサ)は昔から漢方薬として人々の健康を守ってきた植物です。
熊笹には鉄分やミネラル、GABAなど体が喜ぶ栄養素がたくさん含まれています。
中でも「多糖体」と呼ばれるアラビノース・マンノース・グルコースは、人の細胞を包んでいる細胞膜と相性のよい成分で、傷がついている細胞を見つけた時にその細胞へとくっついて元の状態へと戻す働きをサポートします。
また熊笹エキスは国産原材料を用いて、日本国内で加工されています。
半世紀近くに及ぶ研究でより多くの注目成分を抽出できるよう技術を磨き、また添加物を一切使っていないのが特徴です。
水やお湯に数滴たらして飲むだけ。リラックスを促し自律神経の乱れを感じているときの心の癒しとしてゆっくりした時間を作ってくれます。
参考:健活ねっと