犬の散歩がめんどくさい人必見!毎日の散歩を楽しくする方法教えます!

犬の散歩がめんどくさいとき 犬と暮らす
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犬にとって散歩は必要

犬にとって散歩は一日の楽しみです。散歩を毎日することで、健康を保ちストレスが発散できます。

ささまる
ささまる

それはわかってる。わかってるのだけど、面倒くさい。

そんな風に感じてしまう日もありますよね。
心の中で犬にごめんと謝りながら、今日の散歩はお休み。そんなことありませんか?

お散歩モネちゃん

今回は、そんなあなたにぜひ知ってほしい犬の散歩について解説します。
読めばきっとあなたはこれから犬の散歩がしたくなりますよ!

小型犬なら散歩はいらない?!

その昔、小型犬は散歩は不要と言われた時代がありました。小型犬は体が小さいため、家の中を自由に動き回れるのであれば、十分な運動量が確保できていると考えられていたからです。
ところが時代が変わり、マンションで犬を飼う方も多くなりました。都内のマンションでは床面積が広くない物件も少なくありません。

そんな時代背景もあったのか、令和の現代ではたとえ小型犬であっても充分な運動量を確保できるような広い家に住んでいない限りはすべての犬にとって散歩が必要である。というのが常識となっています。

犬の散歩時間の目安とは?

一般的には朝と夕方に1日1~2回程度するイメージが強い犬の散歩。犬の散歩には、決まったルールはありません。行けるだけの時間、行けるだけの距離。短時間でも近くでも散歩でも犬は喜んでいることでしょう。

犬の散歩

ささまる
ささまる

充分な散歩ってどのくらいなの?

一般社団法人日本アニマルウェルネス協会認定では、以下のような目安を掲載しています。

【1回2時間x2回】

  • グレーハウンドサルーキー
  • ウェルシュ・コーギー
  • シェットランドシープドッグ
  • ボーダー・コリー
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • ビーグル
  • ウィペット
  • ダックスフンド
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー など

【1回1時間×2回】

  • グレート・デーン
  • シベリアン・ハスキー
  • セント・バーナード
  • ドーベルマン
  • ピンシャー
  • ニューファンドランド
  • バーニーズ・マウンテンドッグ
  • ボクサーなど

【1回30分×2回】

  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • シー・ズー
  • ペギニーズ
  • ボストン・テリア
  • パグ
  • マルチーズ
  • トイプードル
  • ポメラニアン
  • パピヨン
  • チワワ など

出典:一般社団法人日本アニマルウェルネス協会認定 ホリスティックケア・カウンセラー養成講座 テキストvol.1

例えば小型犬の場合であれば、一回当たり20~30分程度、毎日朝夕の2回行う。というのが一つの目安。

このテキストは、犬や猫の自然治癒力を引き出して健康に過ごしてもらうためのホリスティックケア・カウンセラーの資格を取るためのもの。そのため、この散歩の目安を満たしていれば十分な散歩量と言えるでしょう。

犬を散歩しないデメリットとは?

充分な散歩ができていない犬には、このようなリスクがあります。

運動不足が慢性化し、肥満体系になりやすい

下の表はERR(運動時エネルギー要求量)という散歩時のエネルギーの消費量の目安を表したものです。

犬の消費カロリー計算方法

これに基づいて計算してみると、体重10kgの犬が毎日1kmの散歩を1日当たり2回行った場合の消費カロリーは28kcalです。
それを1か月継続すると、約840kcalを散歩で消費したことになります。

体重10kgの犬が1日に摂る食事のカロリーの目安は、およそ630kcal。もし面倒だからと散歩をスルーしてしまった場合には、ひと月で約1.3日分の食事量のカロリーが消費できないことになります。

このような状況が長い期間蓄積してしまうと、摂取カロリーが消費カロリーよりも多くなり、肥満を招きやすくなります。さらに運動不足で筋肉量が低下し、もっと散歩に行くのが大変な作業になります。その結果、犬が病気やケガをしやすい体になってしまいます。

社会性が身に付かない

散歩に行くと他の犬が残したニオイを嗅いだり、出会いがあります。
犬にとってそれはとても良い刺激となり、脳が活性化されます。散歩中に知らない人から話しかけられることで、初めての人の対処についても学ぶでしょう。

犬の社会性

ところが散歩をしないと、静かで穏やかな家の中で過ごすこととなります。物音や見たことないものに対する経験値がいつまでも増えないため、些細なことでも敏感なまま成長します。

来客に対して吠えたり大きな音でパニックを起こす。といった行動に悩まされるケースも少なくありません。

飼い主とのコミュニケーションが不足する

散歩=楽しい
散歩してくれる人=飼い主は楽しいことをしてくれる人
散歩をしないと、この経験を積めません。

飼い主と散歩

もちろん他の事でもコミュニケーションはとれますが、毎日楽しいことをしてくれる人。に勝るコミュニケーションはなかなか難しいのではないでしょうか。

ストレスが溜まって問題行動を起こす

1日を屋内で過ごす犬にとって、外の空気に触れるのは気分転換になります。
それができないと徐々にストレスが溜まりイライラしやすく、噛みついたり吠えたりなどの問題行動につながります。

犬のいたずら

犬の散歩が面倒・苦痛だと感じる理由とは?

きっと飼い主さんは、散歩はした方が良い。ということはわかっていると思います。

散歩しない理由は決して犬がかわいくないわけではないのだけれど、お散歩は面倒…ではなぜそんな風に感じてしまうのでしょうか。

お散歩を強制されている。と感じているから

心理学の世界では、行動を他者から強制されるとどんなに自分にとって良いことでも反発しやすくなるという「心理的リアクタンス」というものがあります。

犬から無言の圧で「お散歩まだ?!」と言われているような気がしたり、家族から「早く散歩行ってね。」と言われることでやりたくなくなってしまう。というものです。
子供に「勉強しなさい」と言っても、勉強しない。というのと同じメカニズムですね。

お散歩行こうと誘う犬

自分のペースではなく、犬のペースに合わせないとならない

犬はとても好奇心旺盛。お散歩前に「これくらいの時間で~」と思っていても、あっちをクンクン。こっちをクンクン。家に帰ったら「もうこんな時間!」なんてことも。相手は言葉で説明できないだけになかなか難しいですよね。

散歩を嫌がる犬

天気や寒さや暑さに対する配慮が必要

夏は熱中症にならないように早朝や夜になってから。冬は寒いから日の出ている時間に行かなきゃ。でも仕事があるから夜じゃないと行けないから、それなら暖かい服を着せて…
あーめんどくさい。と、なってしまうパターンです。

1日の生活サイクルが散歩の時間に合わせて変えなきゃならなくなると、より一層負担に感じてしまいます。

散歩の時間帯

犬の散歩が面倒・苦痛だと思った時の対処方法

犬は大事な家族。めんどうくさいとか言ったら犬に悪い。行かないとならないこともわかってる。
でもどうしても…

そんなあなたに知ってほしい!ぜひ試したいアイデアをご紹介します!

いつもと違う散歩コースを歩いてみよう!

毎日同じコースを歩いていると、飼い主も飽きてしまいます。たまにはいつも行かないようなコースを開拓してみたり、車で離れた所へ行ってそこからお散歩をスタートしてみるのはいかがでしょう?

普段と違うニオイに犬も興味深々。飼い主も景色が変わることで良い気分転換になりますよ!

ドッグランに行ってみる

散歩にとらわれないで、ドッグランへ行ってみませんか?
最近は大小さまざまなドッグランや屋内型などいろいろな種類があります。

ドッグラン

全力で走り回れるドッグランは犬にとって楽しくてストレス解消できる絶好の場所。
飼い主にとっても、こんなに早いんだ!とか、体力あるなぁ。とか、他の犬にこんな反応することがあるんだ。と、普段と違う様子も見られ楽しい時間を過ごせるでしょう。

雨の日は家の中で遊ぶ

雨の日の散歩がつらいなら時には家の中で遊んでみてもいいでしょう。
犬だって、「イヤイヤ出かけた飼い主と、散歩に行ってもつまらない」
雨の日のお散歩は足を洗ったりレインコート着せたりも手間に感じる事ありますよね。

雨の日は家の中でボール遊び

それなら時には潔くあきらめて、雨の日用のおもちゃを買ってみたり、夏はバスルームでプール遊びを楽しんでみては?普段見ないおもちゃにテンションあがるかも??

犬の寿命は人間よりも短いことを意識する

犬の寿命は人間と比べて短く、7歳を過ぎるとシニア期に入ります。年齢を重ねると人間と同様に体力や筋力が低下して散歩や遊びに対して消極的になる事も。
元気に散歩ができるのは今だけ。と割り切って、一日一日を楽しめるよう散歩を満喫させてあげましょう。

人間の運動に犬をつき合わせている。と考えてみる

スマホの歩数計測アプリやスマートウォッチを使って、自分の運動としての散歩を楽しんでみては?
消費カロリーや総歩行距離を見ると頑張った自分に対して嬉しい気持ちになりますよ!

犬とジョギング

広い場所でかけっこするのも楽しいですね!きっとワンコも喜んでくれます。

自分が楽しめる目的を作る

今日は帰りにたい焼き買っちゃおう。とか、今日は高台まで行って景色を見たいな。など、自分にとっての目的を設定することで、強制ではなく自発的な行動にしちゃいましょう。

犬の映える写真

散歩途中で見つけた映える景色やグルメの写真を一日一つ撮ってみる。毎日同じポーズで犬と写真を撮る。など繰り返す楽しみを見つけるのも、散歩のモチベーションを上げてくれます。

犬友達を作ってみる

犬の散歩は、だいたい毎日同じような時間帯になりますよね。
すれ違ったり、公園で一緒になった人の中から犬同士が興味があったり、飼い主と同世代だったりする人を見つけて話しかけてみては?

犬のお友達

話題は何でも大丈夫です。
「わんちゃん、今何歳ですか?」
「かわいいですね。犬種は何ですか?」
「トリミングはどこに行かれてますか?」など積極的に声をかけてみましょう。

うまくいけば、散歩が楽しくなるだけでなく有益な情報がもらえるかもしれませんよ!

お散歩グッズを買い換えてみる

犬のお散歩グッズは実にたくさんの種類があります。
リード一つとっても、リールで伸縮するものや、見た目のおしゃれなもの。夜道で使えるLEDで光るものなどたくさんの種類があります。

 

首輪やリード、洋服・おもちゃ犬の首輪を新しくするといったお散歩グッズを新調することで「早く使いたい!」と前向きになれますよ!

メリハリ散歩を取り入れてみる

朝のお散歩は出勤前だからサクッと。「時間が決まってるんだよー」と切り上げてしまうことがあってもOK!

その代わりに夕方のお散歩はとことんクンクンに付き合ってあげる。
そんな風に朝と夕方で散歩にメリハリをつけてもいい。ということを覚えておくのがポイントです。

やりながらアップデートして、お互いにちょうど良い妥協点を探してみては?

まとめ

犬の散歩が面倒に感じてしまう。それは誰にでも起こり得る事です。
イヤな気持ちを抱えたまま散歩して、「ちゃんとしてなくてごめんね。」と、犬に対して罪悪感を抱えないよう、自分なりの解決方法を探してみましょう!

犬はいつでも飼い主のことが大好きです。飼い主なりに考えた結論であればきっと受け入れてくれます。
時に散歩に行かない選択をしても、散歩以外でしっかりとコミュニケーションをとれていれば大丈夫!かわいい愛犬との信頼関係を築いていきましょう!

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