発酵と酵素って同じもの?意外と知らない発酵と酵素の違いとその働きについて解説

発酵酵素ってなに? 腸内環境
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発酵と酵素の違いについて

発酵と酵素、聞いたことはあるけれど、その違いって具体的に分かっていますか?本記事では、発酵と酵素の基本的な違いに焦点を当て、健康への影響や日常生活における利用方法などを解説します。それでは、まず最初に発酵と酵素の基本的な概念について見ていきましょう。

発酵とは

発酵は、微生物(細菌や酵母)の働きによって、食材が変化するプロセスです。このプロセスによって、食材は有益な栄養素や生理活性物質が増加し、新しい物質が生成されます。

発酵は日本食に欠かせないものとして古くから醬油や味噌、納豆、甘酒、みりん、酒などたくさんの調味料や料理を作るために使われています。
発酵によって、食材がもつ栄養価が向上し、腸内環境を整える効果が期待されます。

発酵調味料

酵素とは

一方、酵素は微生物や細菌とは無関係。化学反応を促進するたんぱく質です。例えばデンプンを分解するアミラーゼや、胃液のペプシンなどが酵素です。
酵素は生命維持に不可欠であり、代謝プロセスや栄養の吸収に深く関与しています。

食物中にも酵素が含まれており、生の食品や生野菜、果物などがその代表例です。酵素は高温や加熱に弱いため、生の食品を摂ることが重要です。

例えば具体的な例を挙げて説明します。

大豆に納豆菌(微生物)を吹き付けることで、微生物が大豆のたんぱく質などを分解します。(発酵)その際に化学反応がおこり、納豆菌が持つたんぱく質の一部が触媒(酵素)として、納豆ができます。

納豆ができるまでを例に挙げた

このように発酵と酵素は似たようなイメージではありますが、まったくは別の物です。

 

発酵食品はエネルギーになりやすい

発酵食品は、加工の段階で酵素が働き、食べるときにはすでに栄養素が最小単位の細かさにまで分解されています。
そのため他の食品に含まれる栄養とは違い、体内で分解する必要がなく、すぐにエネルギーとして活用される状態なので、分解にかかる酵素の無駄使いを防げます。
発酵食品を食べるメリットそのため、日本では昔から発酵した食品=健康に良い。と言われているのです。

酵素は熱に弱い

酵素は熱に弱く、48℃ほどで壊れはじめ、70℃ではほとんど活動できなくなってしまいます。

例えばアツアツの甘酒は製造段階で発酵はしていますが、飲む際にグラグラに煮詰めると、酵素のメリットはないかもしれません。
酵素のサプリメントを選ぶときには、非加熱製造であるかどうかも大事な判断ポイントです。

元となる食材によって酵素は変わる?

酵素は完全分業制。食物に含まれる酵素においてもデンプンを分解する酵素とタンパク質を分解する酵素は別の物です。
そのため、サプリメントで酵素を摂る際にも、元となる食材によって働きは変わってきます。

発酵食品をとる健康上のメリット

発酵食品は腸内環境を整え、免疫力を向上させるなど、健康に良い影響を与えるとされています。一方で、酵素は食物の消化吸収を助け、代謝を活発にする働きがあります。

生野菜や果物を摂ることで酵素を補給し、消化機能をサポートすることができます。バランスよく発酵食品と酵素を摂取することで、健康維持に寄与します。

美容と健康

酵素と発酵の違いを理解して健康維持に活かそう

発酵と酵素は異なるプロセスでありながら、どちらも健康に良い影響をもたらす重要な要素です。バランスよく取り入れ、日常生活に工夫を加えることで、より良い健康状態を維持できるでしょう。

発酵食品と酵素を上手に取り入れ、自分の体に合った食生活を見つけてみてください。

参考:農林水産省 日本の食文化2022年11月

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