熊笹ってなぁに?美容に健康に熊笹の効果と強い生命力の秘密について解説

熊笹の効果 クマ笹エキスを楽しむ
この記事は約6分で読めます。

笹はその辺に生えているのを見たことがあるけど、熊笹って何かしら?

ささまる
ささまる

熊笹は、日本全国に自生しているイネ科の植物だよ!

葉にはたくさんの美容や健康に良いとされる栄養が詰まっているんだ!

熊笹(クマ笹・隈笹・クマザサ)は、日本に自生しているイネ科の植物です。
日本で生活していると、野山の脇に映えているのを見たり、庭園に植えられているのを見たことありませんか?そんな熊笹について解説します。

熊笹は日本に昔から自生している植物

熊笹は、主に高原地帯や北海道の山野に群生するイネ科ササ属の植物です。
ササ属にはミヤコザサ節、チマキザサ節、チシマザサ節、ナンブスズ節、イブキザサ節があります。

植物としての熊笹

熊笹は、日本特産の笹で北海道から九州の鹿児島県、屋久島まで日本各地で見ることができます。
標準和名をクマザサ。高さが40cmから1~2メートルにも成長することもある大型の笹です。

若葉の頃には縁どりの白い部分はなく、葉が越冬するときに縁が枯れて白くなることが名前の由来と言われています。

クマ笹は季節に合わせて着替える

熊笹の花と実

隈笹の根は1本で約2mほどあり、地中に張り巡らされています。寿命が尽きて枯れる前に、一度だけ真っ白な花を咲ると言われており、笹の花を見ることはあまりありません。
熊笹は、多くの昔話や文学、神話などに登場することから、日本人にとってはとても身近な植物です。

旧飛騨国(現在の岐阜県北部)では、隈笹の実が野麦(のむぎ)と呼ばれ、野麦峠という地名もあります。凶作の年には、その熊笹の実(野麦)を食べて上をしのいだと言われています。

熊笹は食材としても有能

熊笹は見かけの美しさもさることながら、殺菌・抗菌効果があります。そのため衛生的に保ちたい食材を包んだり、生ものの装飾として食事に添えられます。

熊笹の葉自体は、とても繊維が硬くそのまま食べることはできませんが、豊富な栄養を無駄にしないために葉を細かく砕いて、青汁やサプリメントとして活用されています。
熊笹の持つ栄養を充分に取れる状態にするためには、専用の機材による高圧や加工をしなければなりません。隈笹のサプリメントを作る加工技術は、各メーカーの独自の研究の成果が詰まっています。

食用として加工される熊笹の葉はどれでもいいわけではなく、主にこの条件に当てはまる2種類です。
・新緑の初夏に生える青々とした瑞々しい熊笹
・厳しい冬の寒さを越え、春を迎えた生命力あふれる熊笹

なぜそのような熊笹が使われるのか。それには理由があります。そんな熊笹に含まれる栄養には、どんなものがあるのでしょうか?

熊笹のすごい生命力

熊笹はその生命力の強さでも知られており、約40年から60年間もの長い間、地中に根を張り巡らせ、養分を吸い続けます。
一年目の冬にはわずかに葉先が白く枯れる程度ですが、二年目の冬になると葉を縁どるように白くなり、隈取りのように見える事が隈笹呼ばれる由来だと言われています。

熊笹(クマ笹・隈笹・クマザサ)の生長期間はおよそ80日から120日で、成長が終わるとその後60年から120年枯れることがないと言われています。

熊笹の生長について

また寒さに強く、北海道の厳しい冬でも枯れることなく青々とした葉を成長させます。より厳しい環境で育った熊笹ほど、医薬品の原料として最適なのです。

熊笹の成分

熊笹は長時間加熱することによって、もともと持っている成分のほかに分解・重合して新たな成分が生成されます。

活性型多糖体「笹多糖体」

多糖体とは、単糖が鎖状につながった高分子です。動物の体を作る細胞膜や結合組織は、多糖体からできています。熊笹に含まれる笹多糖体は動物の体の多糖体と相性の良い「活性型多糖体」。これを補給することで、病気の原因や免疫力の低下から私たちの健康を守ってくれます。

胃腸の健康を保つ「オリゴ糖」

熊笹には、キシロオリゴ糖が豊富に含まれてます。オリゴ糖は腸内で善玉菌の餌となり、善玉菌が活発に活動したり数を増やす働きを助けます。腸内環境は美容や健康を守るためには大事な場所。より効果を実感するためには、定期的な補給がポイントとなります。

バランスを表すスコアが100点「アミノ酸」

熊笹から24種類のアミノ酸を補給する事ができます。そもそもアミノ酸はタンパク質の原料です。全てのアミノ酸をバランスよく取らないと、効果が存分に発揮的ない成分であるため、一つでも不足していたりその配合バランスが悪いと、一番少ないアミノ酸の量しか仕事をしません。

一つの食品に含まれるアミノ酸は「アミノ酸スコア」という指標で表します。熊笹は、アミノ酸スコアが100点!!バランスの良いアミノ酸補給が熊笹だけでできるということです。

アミノ酸スコア

熊笹の役割

熊笹を使っている人の多くは不定愁訴(病気と呼ぶほどではない不調や倦怠感など)に悩まされています。季節の変化や、加齢による体質、体調の変化を感じた時の心強い味方として健康維持や栄養補給をサポートしています。

漢方として処方される熊笹の効果

薬として処方される熊笹には、このような効果があります。

胃潰瘍や胃炎などの胃症状を改善する効果

熊笹に含まれる安息香酸には殺菌・解毒作用があります。それにより胃に入った病気の原因となり得る菌の発生や増殖を抑制する働きを助けます。

貧血を予防・改善する効果

熊笹に含まれている葉緑素には、血液中の色素であるヘモグロビンをサポートして、貧血の予防や改善に効果があります。
※多糖体抽出エキスには葉緑素が入っていないこともありますので、葉緑素を摂りたい場合には青汁タイプがおすすめです。

血液サラサラを促す効果

熊笹には解毒作用や消臭作用があり、体内にある余分な物が体外に排出されるように促す効果があります。熊笹の葉自体は繊維質のかたまりですので、食物繊維やフラボノイドとして摂ることでコレステロールが吸着され、排出をサポートします。

強い抗酸化作用を持っているので細胞を酸化ストレスから守り、免疫力を向上させたり、血中の脂質の状態を正常に保ち、コレステロール値の上昇を抑制する効果も期待できます。

血圧の上昇を抑制・安定させる効果

食物繊維であるリグニンや揚力をがコレステロール値を安定させる働きを助けます。コレステロール値が安定することで血流が良くなり、血圧が下がります。

肌を健やかに保つ効果

熊笹には素肌コンディショニング機能があります。洗顔や基礎化粧品として取り入れることで、健やかな肌を守り、自分の力で滑らかな肌を維持できるように働きかけます。

口臭や体臭を抑制・予防する効果

お口の中で吸収されやすい成分が気になる口臭から守ってくれます。また、ストレスや自律神経の乱れから体を守ってくれることで、臭いの原因となる物質ができにくい体へと導きます。

ささまる
ささまる

熊笹のオリゴ糖が腸内環境を守り、善玉菌が活発になることで、ガスを発生させる悪玉菌から守ってくれるんだね!

タイトルとURLをコピーしました